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亡者のメモ

Posted by bergenia on
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ぼくは、なにもかもが嫌だった。

なにもかも、ぼくの思い通りになってほしかった。

ぼくは、”ぼく”が嫌いだ。

ぼくは自分に満足できるよう、ぼくの求める、最高で最悪な、”神”を作った。

そして次に”わたし”は、一途で、かわいくて、強い愛情を秘めていて、見えないものをずっと探している”少女”を作った。

その次に”わたし”は、誰もに恐れられる顔を隠し、必死に探して見つけた大事な宝物に依存して、なにもかも見えなくなってしまう。そんな”少女”を作った。

最後に”わたし”は、嫌なものを消すために、何もかもを忘れるための”少女”を作った。

 

ぼくは”この世界”の神になった。なにもかもを否定し、なにもかもを恨み、なにもかもを呪い、なにもかもを消した。

せっかくだ。自分の作った世界を覗いてみようじゃないか。

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